●氷点解凍法
発砲スチロールなどのコンテナ、又はボールに氷水を張り、真空パックのように密封した食品を入れ、解凍します。(又は冷蔵庫の中に水を張ったコンテナ(タッパーなど)、ボールを用意し、その中に密封パックした食品を入れて解凍します。)
この方法では、肉のパックの表面に薄い氷の膜ができ、食品の表面温度を上げることなく解凍することが出来ます。
肉が真空パックされていない場合は、ジプロック等のチャック付きビニール袋に、なるべく空気が入らないように入れます。空気が入ると、熱伝導率が低下し、時間がかかってしまうので、出来るだけ真空状態になるように、ストローなどで空気を抜く工夫が必要です。 |
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クーラーボックスでの解凍 |
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●流水(水道水)で解凍する方法
真空パックの肉に流水(水道水)をあてて解凍する方法は、熱伝導的には効率的な解凍法ですが、食材の温度が上昇してしまい、急激に鮮度が低下してしまいます!
ブロックで解凍する場合は、表面が解けすぎますと、ちょうど断熱効果が発生して、逆に解けにくくなってしまいますので注意が必要です。 |
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●冷蔵庫で解凍する方法
肉の表面温度を低く保つことが出来ますが、空気は水より熱伝導率が低いので効率の良い方法ではありません。時間のかかる解凍は、氷の結晶が成長して大きくなってしまいます。結果、肉の細胞繊維を破壊して、解凍後、著しく肉の品質を低下させる原因となります。 |
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●常温で解凍する方法
肉の表面の細菌の繁殖が活発になってしまい、おすすめできない方法です。また、表面だけ解けてしまうと、断熱効果が作用してかえって解けにくくなってしまいます。肉の表面は長い時間常温にさらされるために変色をしやすくなっています。解凍後の食肉の日持ちも著しく短く、食肉を加熱調理した後も細菌的に心配感があります。 |
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